2025/06/10 研究員の中尾の論文が国際誌に公表されました

研究員の中尾の論文が Clinical Biomechanicsに採択されました.

Region-specific assessment of the mechanical properties of each hamstring muscle in human cadavers using shear wave elastography

論文は下記のリンクから取得可能です(取得可能な有効日数50日:7月29日まで)

https://authors.elsevier.com/c/1lEjxyxzY-3zz

【概要】本研究では,エラストグラフィで得られる弾性率と力学試験機で得られる応力の関係性をThiel法固定献体を用いて検証しました.加えて,得られた力学的ストレスがハムストリングスの複数部位で異なるかを検討しました.その結果,エラストグラフィで得られる弾性率と力学試験機で得られる応力には高い相関関係があることが明らかになりました.また,筋の伸長に伴い,大腿二頭筋長頭および半膜様筋では近位部の弾性率が増大し,半腱様筋では部位差はありませんでした.このことから,伸長に伴う弾性変化は同一筋内の複数部位で異なることが明らかとなりました.

図.ハムストリングス各筋における弾性率(エラストグラフィ)と応力(力学試験機)の関係性

図.ハムストリングス各筋における弾性変化の部位差