2021/12/31 受賞報告:廣田健斗訪問研究員の論文が日本スポーツ医学会の2020年度学会賞を受賞しました。

日本臨床スポーツ医学会の理事会が開催され、2020年度の学会賞に、廣田健斗先生の論文「足趾屈曲方法の違いが足部内在筋と外在筋の活動に与える影響 ―超音波エラストグラフィを用いた評価―」が選出されました。

日本臨床スポーツ医学会誌:Vol.29 No.2, 2021

「足趾屈曲方法の違いが足部内在筋と外在筋の活動に与える影響-超音波エラストグラフィを用いた評価-」
廣田健斗、渡邉耕太、根岸奎輔、宮本浩樹、谷口達也、寺本篤史、山下敏彦

足部内在筋は足アーチの保持に重要です。
足部内在筋に特化したトレーニング方法を考案するため、本研究では足趾屈曲方法の違いが足部内在筋と外在筋の活動に与える影響を検討しました。
足趾屈曲方法は、趾節間関節中間位として中足趾節関節を屈曲する条件(IP伸展条件)と趾節間関節および中足趾節関節を屈曲する条件(I P屈曲条件)の2条件としました。
IP屈曲条件よりもIP伸展条件の方が足部内在筋の弾性率が高く、より有効な足部内在筋トレーニングのためには足趾屈曲方法が非常に重要であると考えられました。

下図:足趾屈曲方法の違いによる足部内在筋の弾性率の違い