2025/07/17 研究員の小澤の論文が国際誌に公表されました

早稲田大学との共同研究である研究員の小澤の論文がJournal of Biomechanicsに採択されました.

Effects of exercise intensity on shear modulus in regional lateral abdominal muscles during the abdominal draw-in maneuver

論文は下記のリンクから取得可能となっております.(取得可能な有効日数50日: 9月4日まで)

https://authors.elsevier.com/a/1lRk84-6-lk4H

【概要】本研究では,臨床場面において簡易的に測定可能な腹囲変化率によって規定されたDraw-inの運動強度が側腹筋の領域別弾性率に及ぼす影響を検証しました.その結果,腹横筋の上部・中部・下部領域と内腹斜筋の下部領域は50%強度から100%強度にかけて段階的に増加しました.一方で,内腹斜筋の中部領域と外腹斜筋の上部・中部領域は0%強度から50%強度までは増加せずに50%強度から100%強度にかけて増加しました.このことから,Draw-inを実施させた際の腹囲の減少に対する各側腹筋の動員の程度は領域別に異なる可能性があり,Draw-inの最適な運動強度は25%〜50%強度であることが示唆されました.

図.側腹筋の領域別弾性率の測定位置

図.各運動強度における側腹筋の領域別弾性率