スポーツ理学療法学(内部障害)

スポーツ理学療法学-内部障害領域(研究代表者:岩本えりか講師)

動脈硬化は末梢の動脈だけではなく、脳の血管にも生じ、脳梗塞や脳出血などの危険因子となります。我々の研究グループでは、運動中や運動前後の脳への血流を超音波エコーで測定し、どのような運動が動脈硬化の改善に有効かを検討しています。また、高血糖は動脈硬化の危険因子ですが、運動や食習慣の改善によって血管機能の低下を防ぐことができるかを検証しています。さらに、呼吸と循環の機能連関に注目し、呼吸疾患患者、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸機能低下が体循環や脳循環に与える影響について、市内の医療機関と連携して研究を行っています。