加藤拓也研究員(令和3年度博士課程後期修了、現所属:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院リハビリテーション科)の論文がClinical Anatomyに採択されました(責任著者:谷口圭吾教授)。本論文は、ヒト生体の組織性状に近い特徴を有するThiel法固定献体の長内転筋を対象とし、剪断波エラストグラフィで計測された長内転筋の弾性率と筋伸長に伴う受動張力の関係を検証しました。その結果、長内転筋の弾性率と受動張力との間には有意な強い線形関係を認めました(R2 = 0.982-0.989, P < 0.01)。このことから、剪断波エラストグラフィを用いた長内転筋の弾性定量により、筋伸長に伴って生じる当該筋の受動張力変化を推定評価できる可能性が示されました。 Clinical Anatomy, 2022. Takuya Kato, Keigo Taniguchi, Taiki Kodesho, Gakuto Nakao, Yu Yokoyama, Yuhei Saito, Masaki Katayose. Adductor longus: An anatomical study to better understand groin pain
DOI: 10.1002/ca.23881